トラックを手放す際に必要な書類
ボンネットトラック
現在のトラックの主流は、乗員が搭乗するキャビンを、エンジンの上に配置する形の「キャブオーバー」タイプです。エンジンがキャビンの前方にある形式の「ボンネットトラック」はすっかり廃れてしまいました。
過去の遺物の感があるボンネットトラックですが、それなりのメリットもありました。最大の利点としては、エンジン整備時のアクセスのし易さが挙げられます。
キャブオーバータイプは、整備の際にはキャビンを持ち上げる必要があります。どうしても故障している部分を調べたり、修理したりするスペースが狭くなってしまいます。ボンネットトラックの場合はボンネットカバーを持ち上げたり、取り外したりすれば、エンジンのどこにでも自習自在に目と手が届きます。
また、乗員が乗るキャビンの前にエンジンルームがあるので、万が一の事故にも安全性が高いのです。
現在は技術が進歩し、エンジンの品質も向上しているので、必ずしも頻繁な整備は必要ありませんので、単なるノスタルジーと言ってしまえばそれまでですが、ボンネットタイプにも味わい深いものがあります。ひょっとしたら、クラシックカーのイベントなどには、ボンネットタイプの車も混じっているかもしれません。
そんな機会があれば、ぜひ乗ってみてその魅力に触れてください。
トラックを手放す際に用意する必要がある書類
所有しているトラックを手放して新しい車両に買い換えたい場合や、トラック自体が不要になった場合は、販売店や買取専門店に車両を買い取ってもらうよう依頼をするのが一般的です。
しかし、トラックを手放す場合には車両を店側に引き渡すまでの間にいくつかの書類を用意しておかなければなりません。
店にトラックを手放す場合に自分で用意しなければならない書類は、自動車検査証、自動車賠償責任保険の証明書、自動車税もしくは軽自動車税の納税証明書、印鑑登録証明書、リサイクル券(預託証明書)です。この他にも譲渡証明書や委任状も必要となりますが、これらは店側で作成してくれるので売主側が用意する必要はありません。
書類を揃える際に注意しなければならない点としては、必ず有効期限内にあるものを用意することや、印鑑登録証明書は発行から2~3ヶ月以内のものを用意すること、納税証明書に未納を示す記載がある場合は先に納税を済ませてから売却手続きを行うことなどが挙げられます。
また、氏名や住所についても手続きを行う前に確認が必要で、自動車検査証に記載されているものと印鑑登録証明書に記載されているものが異なる場合は、住民票や戸籍関係の証明書を用意しなければなりません。
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2024/10/4 更新